中国NextEV、新ハイパーカーの画像をチラ見せ
来週にロンドンで開かれるワールド・プレミアまでは、新しい電動ハイパーカーの詳細を伏せてきたNextEV。しかし、どうやらその状態に耐えられなくなったようだ。中国EVメーカー・NextEVは14日、新ハイパーカーのヘッドライトデザインを明らかにした。先月にイギリスでテストされた際に目撃されて以来、約1ヶ月ぶりの画像公表だ。
公式デビューを11月21日に控えるこのハイパーカーは、NextEVが2014年のフォーミュラE選手権で有名になって以来はじめての独自デザインモデルとなる。Autocarによると、以前にソーシャルメディア上でこの新EVのスケッチが公開されたことがあるが、公式画像が公表されたのは初めてだ。
この画像だけでは、まだ多くが想像の域を出ないが、このハイパーカーの流線形の輪郭と未来的なデザインは示されている。しかし、より素晴らしいのは、そのパワフルさだ。このハイパーカーの電力パワートレインは、1メガワットに相当する1,360bhp以上を生成するとNextEVは明言している。
欧州フォードの元COOで、NextEVのトップを今月初めまで務めたマーティン・リーチ氏は、この車が電気自動車のパフォーマンスの限界を破り、業界の新しいスタンダードを築くだろうと述べている。市場での競争力が見込まれ、同様な自動車であるマクラーレンP1やラ・フェラーリ、アストンマーティンのAM-RB001、メルセデスAMGのハイパーカーに匹敵することが期待されている。
Auto Expressによると、NextEVのハイパーカーは発売時の販売台数を限定し、価格は7桁ほどとなる見込み。今後は中国、欧州、米国での市場拡大を狙っていく。
リーチ氏は「(同社)初のこのモデルは、世間の注目を集め、技術的観点から我が社に何ができるかを表すようデザインされている」と発言していた。テスラの自動車と似ていることについては否定し、NextEVのハイパーカーがこれまでの電気自動車市場では見られなかったレベルの入手しやすさと利便性を実現するだろうと述べた。
※この記事はAuto World Newsの記事を翻訳・編集したものです。