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スズキ、法律規定と異なる方法で燃費測定、不正行為は否定

2016.5.18(Wed) 18:42
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スズキは18日、排出ガス・燃費試験業務に関して、国が定める規定とは異なる計測方法によりデータを測定していたと発表した。国土交通省より実態調査の指示を受け、同日、調査結果を同省へ報告した。

スズキによる社内調査では、燃費性能を偽る不正行為はなかったとしている。

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規定とは異なる測定方法が行われていたのは、現在販売されている16車種。スズキによると、走行抵抗の測定状況を確認したところ、申請時には国が定める「惰行法」により実測したデータではなく、惰行法実測値と比較し妥当性をみた上で、タイヤ、ブレーキ、トランスミッションなどの装置毎の転がり抵抗の実測値や風洞試験装置での空気抵抗の実測値を積み上げた走行抵抗値を使用していたことが判明したという。

対象車種は、軽自動車が「アルト(2014年12月22日発売)」「アルト ラパン(2015年6月3日発売)」「ワゴンR(2012年9月19日発売)」「ハスラー(2014年1月8日発売)」「スペーシア(2013年3月15日発売)」「エブリイ(2015年2月18日発売)」「キャリイ(2013年9月20日発売)」「ジムニー(2010年JC08対応)」の8車種、登録車が「ソリオ(2015年8月26日発売)」「イグニス(2016年2月18日発売)」「バレーノ(2016年3月9日発売)」「SX4 S-CROSS(2015年2月19日発売)」「スイフト(2010年9月18日発売)」「エスクード2.4(2012年JC08対応)」「エスクード(2015年10月15日発売)」「ジムニーシエラ(2010年JC08対応)」の8車種となっている。

海外で販売している車種に関しては関係はないという。

スズキの報告では、異なる方法が行われていた原因として、同社が所有する相良テストコースが海に近く丘の上にあることから、風の影響を著しく受けるなど、天候に左右されるため試験が困難であったことが背景にあったとしている。

同社では、昨今、低燃費技術の向上に伴う転がり抵抗の低下や車体の軽量化により、風による影響を受けやすくなってきており、測定結果のばらつきが大きくなる傾向にあるとして、例えば低転がりタイヤを採用する場合に、その効果をばらつき無く把握することが難しく、データを取得するためには、何度も繰り返し測定を行う必要があったという。

燃費等への影響だが、今回、既に持っている惰行法による実測データに加えて、惰行法による実測データを追加取得し、全ての申請値と惰行法実測値の関係を改めて検証した結果、全ての申請値が惰行法による実測値の測定誤差の範囲内であることを確認したという。そのため、スズキでは「申請した走行抵抗値及びそれにより測定した燃費値については修正の必要はないと考えている」としている。
排出ガス性能についても、保安基準に適合しており、問題はないとしている。

業績予想に与える影響については、現時点ではないとしている。スズキの株価は18日、前日から270円(9.37%)下落し終値は2613円だった。

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